さかなつり子の部屋

万年ダイエッターの二児のオカンブログ

「価値観の違い」で離婚する人の気持ちが、結婚11年目にしてようやくわかった

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こんにちは。2018年もあともう少しで終わりですね。先日、玄関の大掃除をして、不要な物をあれこれ捨てました。ごちゃごちゃしていた玄関がスッキリすると、心も清々しい気持ちになりました。大掃除は、気持ちのリフレッシュにもなりますね。

突然ですが、『35.6%』

この数字が何を表しているかわかりますか?

実はこれ、平成27年度の日本における『離婚率』を表しています。約3組に1組は離婚しているということになります。

都道府県別の離婚率は下表の通りです。

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参考:平成27年人口動態統計|厚生労働省

私は京都在住なのですが、離婚率は全国平均と同じです。離婚率が一番高いのは、1位:宮崎県(45.8%)、2位:高知県(44.4%)、3位:北海道(44.0%)です。逆に1番低いのは、東京都の27.7%です。宮崎と東京の差はすごいですね。

下図は、婚姻期間からみた離婚率です。婚姻期間が5年~15年の間に離婚する割合が高いことがわかります。

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我が家も結婚して早11年が経ちました。「5年~15年の間に離婚する割合が高い」という統計をみて、しみじみ感じました。

「めっちゃわかるわ~」と。

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私は学生時代に夫に一目ぼれして、自分から告白してめでたく恋人になりました。3年間付き合ったのちに結婚して、1年後に第一子を出産、その6年後に第二子を出産して今に至ります。仕事が激務の夫は、当然ながら育児や家事への協力はほとんどありません。「オムツを帰りに買ってきて」とかそれくらいの頼み事はできますが、ほんとそれくらいです。

あまりに疲れ切って、子ども達を寝かしつけながら自分も寝落ちしてしまった日も、夫は床に散らかったおもちゃ一つ片付けてはくれません。脱水されたままの洗濯物ももちろん干してはくれていないし、夜に食べた食器すら流しに置きっぱなしです。トイレが汚れていても拭くわけでもないし、子ども達の靴が脱ぎ散らかしてあっても揃えてくれるわけでもありません。たまに、休日に洗濯物干しを手伝ってくれることもあるけれど、年に数えるくらいです。私も正職で働いていますが、家事と育児のほぼすべて私がやっています。時間に追われ、イライラに追われ、自己嫌悪に追われ、出産後は心身的余裕がない中で今日まで突っ走ってきました。

それでも、離婚したいとまでは不思議と思いませんでした。家事や育児の協力はなくても、子どものことを心から愛し、真面目に仕事に取り組んでいてくれていたから、不満はあっても一晩寝たらすっかり忘れる、その程度のものでした。

 

でも、先日夫と交わした会話以降、何日寝ても心のモヤモヤが消えず、しまいには「この人とこのまま一生いられるだろうか」という気持ちが日を追うごとにふつふつと大きくなってきました。

何気ない会話だったんです。年末年始に夫の実家に帰省するにあたり、「そろそろお土産を買いに行かないといけないね」と私が言ったんです。すると夫が、「もう買うのやめない?お金もキツイし。意味あることと思えないし。他のこと買うの我慢してるのに土産は買うっていうのはどうかと思うし。見栄はらなくていいと思うし。」と答えました。この時、瞬時にして私の脳の神経回路が凍りついたのがよくわかりました。

 

捕捉しますが、我が家は夫が家計を預かっています。給与をもらうと、食費やその他必要な生活費分を手元に残し、それ以外は夫にすべて渡しています。私が元々金銭管理が得意ではなかったので、結婚当初からこの方法をとっています。で、私は今時短勤務中なので、1か月の給与が普段より7万円ほど少ないんです。それだけ減ると、家のローンを抱えながらの家計が厳しいことも、夫が色々と我慢していることも知っています。先述した、夫が家のことを何もしていないわけではなく、家計に関してはきちんと管理してくれているので、その点は非常に感謝しています。

話を戻しますが、厳しい家計の中、「土産を買う余裕がない」という事実はよくわかります。でも、私がひっかかったのは「意味あることと思えない」「見栄はらなくていい」の2点です。

私は自分の実家に帰省するときは、両親と弟夫婦にのみ簡単な土産を買っていきますが、夫の実家に帰省するときは、夫の親、2人の兄夫婦、兄夫婦達の親、親戚、近所の人など、毎年15個以上土産を買っていました。それは私が決めたことではなく、夫の実家は行事ごとの度にお祝いや土産を配りあう風習のがあったため、それにならってやってきたまでのことです。去年までは夫から「〇〇個買っといて」と言われ、その通りに準備していました。それが今年は突然「やめよう」宣言です。しかもその理由が「意味あることと思えない」「見栄はらなくていい」だったので、カッチーンを通り越して、瞬時にサーーーーーっと引きました。

私は夫の実家の風習に、違和感を感じたことはあった(お祝いごとに高額なお金を渡し合うなど)けれど、それは地域や家々ごとに異なるものと思って受け入れてきました。正月の土産にしたって、夫の実家のやり方通りにしてきたまでです。夫が必要だと言ったからこれまで準備してきただけです。11年間それでやってきたのに、今さら「意味あることと思えない」って何?それならもっと早い段階で実家に言えばいいだけのこと。私じゃなく直接親に言えばいいのです。そして、「見栄はらなくていい」って何?私がいつ見栄のために土産を準備した?あくまでも、夫の実家のやり方に合わせただけです。責任転嫁しないでほしい。

あの時の夫の返答が、「お金がないし、土産買うのきついなぁ。個数減らしていいか、親に聞いてみるわ」なら私はこんなモヤモヤを引きずることはなかったと思うんです。「娘も2歳になったし、4月から時短やめようか」とか、それを機に建設的な話し合いに発展できたと思うんです。それがまさかのあの物言い。11年間夫婦をしてきて、私たちが培ってきた関係ってなんなんだろう?互いの理解の程度ってどの程度なんだろう?むなしい感情が心の中を駆け巡りました。

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その日以降、私の夫への気持ちは明らかに変わったと思います。これまで通りやるべきことはやっているし、表面的には何も変わらないけれど、少なくとも、なるべくなら夫と共に過ごす時間を避けたいと感じるようになりました。夫も薄々それを感じていると思います。

文字にすると、どうってことない内容ですよね。殴られたり、浮気されたりしたわけでもないのに、あまっちょろいこと言ってるなと自分でも感じます。ただ、共に理解しあっている、お互いの不足を補いあいながら生活していると思ってこれまでやってきただけに、そう思っていたからこそ仕事と家事と育児をなんとかこなしてきたのに、夫婦としての信頼がガシャーンと崩れたように感じて、ただただむなしくなったんです。いつもなら、悩んでいても一晩寝たら翌日には気分スッキリなはずなのに、あれから何日たってもこうして気分がモヤモヤしているので、私の中で今回の一件は、それくらい大きなものだったんだと感じます。

夫婦の溝って、案外簡単に入るものなのかもしれませんね。そして、夫婦の年数が長ければ長いほど、これまで抱いてきた相手への信頼が大きく傷つき、一気に離婚へと歩み出すのかもしれませんね。「もっと理解し合えていると思っていたのに」的な衝撃が、新婚夫婦よりも年数が増すほど大きい気がします。

あとやはり、お金って家庭生活を円満に送るうえで、とても大事だなぁと感じました。お金がないと、どうしても心の余裕がなくなってしまう。今回の我が家の一件も、心の余裕の無さが夫婦ともにその根底にある気がします。さらなる慌ただしさが恐ろしいですが、そろそろ時短勤務をやめることを検討していこうと思います。子ども達のためにも、夫婦が信頼しあえる関係性であり続けたいものです。

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