さかなつり子の部屋

万年ダイエッターの二児のオカンブログ

学童の保護者会は必要?学童に求める役割とは

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こんばんは、さかなつり子です。小2息子と2歳娘の二児の母です。今日は、息子の通う放課後児童クラブ(以下学童)について感じることを書きたいと思います。

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学童保護者会について

役員に決まった

先日、学童の先生から電話がありました。「2019年度の保護者会の副会長を務めてほしい」との内容でした。できるかできないかの打診ではなく、拒否権なしの通告です。

次年度の役決めは電話があった日の数日前に行われました。旦那は帰りが遅いため、これまで学童の会議が夜間にある時は、車で20分ほどの距離に住む母に子守りを頼んでいました。ただ、この日は母の都合が悪く、また夜遅くまで小さい下の子を連れて参加することは抵抗があったため欠席しました。

欠席を伝えた際に先生から、「新3年生の保護者は何か必ず役をやらないといけない」と言われ、それを了承してしまった経緯があるため、今回の通告に文句は言えないのですが、いざ実際に決まると4月以降の生活がどうなるのか、ただただ不安でしかありません。

保護者会の役

息子の通う学童では、保護者は必ず「運動会委員」「合宿委員」「餅つき大会委員」のどれかを担う必要があります。そして、各委員の委員長と副委員長、学童保護者会全体の会長と副会長は、新3年生の親が担うことになっています。

私はこれまで運動会委員を務めてきました。運動会委員について、以前書いた記事がありますので良ければ読んでみてください☟

www.sakanatsuriko.com

運動会委員を務めていた時は、大変なりにも終えた後の充実感を感じました。子ども達が楽しそうに競技に取り組む様子を見て「やって良かった」と心から感じました。学童独自の行事を行うことで、子ども達の頑張りや成長を実感できるということは紛れもない事実です。しかし一方で、学童運動会が無事執り行われた背景には、運動会委員達が仕事や家庭を犠牲にしてこその結果であるという現状があります。

運動会間際になると、何度も平日夜間に打ち合わせや準備作業があり、参加を余儀なくされました。すべてが終わり家に帰ると、21時を過ぎていることもざらにあり、そこから子ども達を寝かしつけ、たまった家事を片付けて、持ち帰り仕事をこなして、翌日はグッタリしながら仕事に向かうという日々でした。子ども達の子守による負担を高齢の母にかけてしまうことも、本当に申し分けない気持ちでいっぱいでした。私だけでなく他の委員の方々も、夫や祖父母に子どもを頼んだり、頼める人がいない時は子ども達を連れてきたり、子どもだけを一人留守番させて参加する方もいました。みんな、いっぱいいっぱいの状況だったと思います。

保護者が抱えるジレンマ

学童は、働く親達にとって本当にありがたい場所です。宿題をするよう声かけしてくれたり、有り余る子ども達のパワーを、遊びを通して思いっきり発散させてくれたり、なくてはならない強い味方です。学童があるからこそ、私たちは仕事と家庭を安心して両立させることができるのです。

でも、実際はどうでしょうか。学童に子ども達を預けるイコール保護者の負担がさらに増すという現状に、ジレンマを抱えている保護者は多いのではないでしょうか。現に、息子の同級生の親の中には、保護者会の役が大変だからという理由で、学童を利用したくてもしていない家庭も多数あります。

働く親が安心して子どもを預けられる仕組みが「学童」ではないのでしょうか。なのに、その「学童」に生活を翻弄されてしまう現状は、矛盾していると思いませんか?

小学校行事として運動会があります。遠足も社会見学も修学旅行もあります。その他にも、年間を通して様々な行事があります。そんな中で、学童でも行事を執り行う意味とは何なのでしょうか。

学童の職員体制が厚くて、マンパワーが有り余ってるなら異議なんて唱えません。子ども達の楽しみが増えるなら諸手を挙げて賛同します。でも、実際は学童の先生を取り巻く処遇は厳しく、余裕のない中で日々業務に追われている状況です。そのような中で様々な行事を行うためには、保護者の協力が必要不可欠になってしまいます。

仕事をしているから学童に預けているんです。毎日毎日時間に追われ、やらばければいけないことに追われ、本当にギリギリのところで親達は頑張っています。そのような中で、さらに追い打ちをかけるかのように家庭生活を犠牲にしてまで学童の行事をやる必要はあるのでしょうか。

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学童に望むこと

特別な行事ではなく日々のあり方を充実させてほしい

私が学童に望むことはただ一つです。放課後の子ども達が安全に楽しく過ごせるように見守ってほしい。これに尽きます。合宿も運動会も餅つき大会も、特別な行事は何もいりません。その代わり、子ども達の日々の生活と真剣に向き合ってほしいのです。

息子の学童では、チョコレートやアイスクリームがおやつとしてよく出されます。我が家では、息子が小1の時にチョコレートは食べさせていなかったので、学童で普通に食べていることを知った時は驚きました。

私自身が小学生の時に通っていた学童では、おやつはなるべく先生と子ども達が一緒になって、ホットケーキや焼き芋を手作りしていました。市販の物を食べる時でも、肉まんやおまんじゅうなど、腹持ちがいいものを食べていた記憶があります。

そういう経緯もあり、甘いお菓子やスナック菓子が低学年のうちから普通に提供されている現状にとても違和感を感じています。「学童保育」という名前からもわかる通り、学童は子ども達の健やかな成長を育む場であるはずです。小学生という時期は、体の基礎が作られるとても大切な時期です。食育の重要性は言うまでもありません。

行事の準備に時間を取られるくらいなら、おやつをみんなでワイワイ一緒に作ったり、広々としたグラウンドで思いっきり体を動かしたり、そんな当たり前の日常にこそ先生達の力を注ぎこんでほしいのです。放課後を子ども達が楽しみながら充実した時間を過ごせるように全力でサポートしてほしいのです。普段子ども達にしてあげたくてもしてあげられない、力不足な母親である私の切なる願いです。

閉所時間を延長してほしい

厚生労働省は年に一度、「放課後児童クラブの実施状況」という学童の実情について調査した結果を報告しています。その中で学童の閉所時間について調べているのですが、平成30年版の結果は☟のグラフの通りです。

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放課後児童クラブの実施状況より引用:https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/meeting/kodomo_kosodate/k_41/pdf/ref4.pdf

☝のグラフによると、18時半を超えて開所している学童が全体の約55%を占めています。息子の学童の場合、子ども達の集団下校は17時半、閉所は18時です。17時半を過ぎて学童を利用する場合は、18時までに必ず保護者が迎えに行く必要があります。

18時に迎えに行くのは本当に至難の業です。私自身、現在は時短勤務中なので大丈夫ですが、下の子が3歳を過ぎれば時短勤務が終了となるため、18時には到底間に合わなくなります。そのため、17時半に集団下校をさせて、私が帰宅するまで一人でお留守番をさせる以外に術はありません。息子の場合はその時小3になっているのでお留守番も可能でしょうが(本人は怖がりなので嫌がっています)、これが小1や小2となると、帰宅後一人でお留守番をさせておくことは親も子も多大な不安があると思います。特別行事を行う前に、日々の学童の在り方をまずはぜひとも見直してほしいと感じます。

さいごに

「小1の壁」という言葉があります。

小1の壁とは、一言でいうと、保育園時代よりも、仕事と子育ての両立がしづらくなることです。小学生が通う「学童保育」は実は、小学生になるまで通う保育園よりも運営時間が短いです。さらに、夏休みにはお弁当も持参しなければいけません。その一方で、仕事では時間短縮勤務が切れるケースが多いのです。さらに、親の参加・フォローが必要な行事や物事が増えて大変になるのに加えて、保育園時代のようなお迎えがなくなるため、子どもの状況が見えにくくなります。

「小学生になれば手がかからなくなる分少し楽になるだろう」というのは幻想だったと、今身に染みて痛感しています。子ども自身へのフォローに加え、学童保護者会やPTA、子どもの習い事の付き添いなど、新たな役目がどんどんのしかかってくるからです。加えて、幼い下の子がいると毎日はまさに戦争状態です。我が家が今その状況下にあるのですが、眉間にしわを寄せながらイライラしている自分自身に、自己嫌悪する日々です。

働きながら子どもを安心して育てるためには、保育園や学童保育などの支援体制が必要不可欠です。政府による「子ども同伴出勤」というまったく馬鹿げた提案をする前に考えるべきことは山ほどあると思います。

近々、新旧役員の総会(引き継ぎ)が学童で行われる予定です。そこで、上述したような疑問点を先生や役員に聞いてみようと思っています。(※私は決してクレーマーではありませんのであしからず!!)その結果についてはまた改めて報告しますね。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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