アナログからデジタルへ!スキャンで取り込んだイラストをMediBangPaint Pro(メディバンペイントPro)で着色する方法
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どうも!二児のオカンのさかなつり子です。
私は趣味で時々イラストを書いているのですが、着色する際に無料のイラスト作成ソフト「MediBangPaint Pro(メディバンペイントPro)」を使っています。パソコン、タブレット、スマートフォンのどれでもイラスト作成が可能なのでとても便利です。
MediBangPaint Pro以外にも無料のイラスト作成ソフトはたくさんあるので、興味がある方はぜひトライしてみてください。
MediBangPaint Proの基本的な使い方については、下記を参考にしてください。
メディバンペイント Pro 使い方 | メディバンペイント(MediBang Paint)
MediBangPaint Proを始めた当初はデジタルイラスを描いていたのですが下手過ぎて・・・。結局、「紙にイラストを描いて、それをスキャナーで取り込んで、デジタルで色塗りをしよう!」という結論に至りました。手描きでイラストを描き慣れている方や、少しずつデジタルイラストに慣れていきたい方などにお勧めの方法です♪。
- イラストを紙に描く
- スキャナーでパソコンに取り込む
- スキャンした画像をパソコンに保存する
- MediBangPaint Proを開き、新規作成を選択する
- 保存したデータをMediBangPaint Proに取り込む
- レイヤーの名前を変更する(線画)
- トリミングする
- 線画を抽出する
- レイヤーの名前を変更する(線画以外)
- パレットの色を選択する
- イラストに色を塗る
- データを保存する
- さいごに
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イラストを紙に描く
真っ白の紙に描いてください。紙に色や汚れが付いたままスキャンすると、着色する際に余分な色を消す作業が必要になるため、後々手間がかかります。
今回は猫を書きました。線が多少はみ出していても、後で消せるので気にしなくて大丈夫です。
スキャナーでパソコンに取り込む
家にスキャナーがない場合は、セブンイレブンでスキャンすることができます。1枚につき30円かかります。少々高いですが、小さなイラストなら、一枚の紙にたくさん描いて一気にスキャンすればお得です。
スキャンした画像をパソコンに保存する
その名の通り、イラストのデータをパソコンに保存します。
MediBangPaint Proを開き、新規作成を選択する
MediBangPaint Proの画面を開き、新規作成をクリックすると、原稿サイズの選択画面が出ます。お好みのサイズを選択してください。色指定は、透明のままでOKです。
保存したデータをMediBangPaint Proに取り込む
保存したイラストデータを、下の赤丸印で囲んだ部分にドラッグしてコピーします。この時、上記4で示した新規作成画面を表示しておかないとコピーができないので気をつけてください。
無事コピーできると、このような画面になります。
レイヤーの名前を変更する(線画)
レイヤーとは「絵を重ねる機能」のことを言います。一つのレイヤーの中で、線画や着色をすべてやるのではなく、「線画」「毛の色」「顔のパーツ」などのように、作業する対象ごとにレイヤーを作成します。最終的に保存をすると、すべてのレイヤーが重なった形で保存することができます。
まず、レイヤー2の部分にカーソルをあわせ、ダブルクリックします。
すると、「レイヤー属性」という画面が出てきます。レイヤー2のところに「線画」と入力して、OKボタンを押します。
これで、レイヤー名の変更ができました。レイヤー名の変更は必須ではありませんが、それぞれ項目名が書かれていると、着色などする際にわかりやすくなります。
トリミングする
猫のイラストが原稿の端にあるので、作業しやすいよう真ん中に移動します。まず、左端にある「移動ツール」ボタンをクリックします。移動ツールと同じマークが原稿上に表示されたら、そのマークをイラスト上に合わせ、マウスの左ボタンを押しながら任意の位置に移動させます。
猫のイラストが少し小さいので、拡大します。カーソルを原稿の上においたままマウスホイール(左右のマウスボタンの間にある円盤)を下に動かすと拡大できます。逆に、上に動かすと縮小できます。マウスホイールがない場合は、画面右上のナビゲーターという箇所に拡大縮小のボタンがあります。
次に、不要な部分をトリミングします。左端にある「選択ツール」ボタンをクリックします。
必要な部分のみ選択ツールで囲みます。
囲み終わったら、「編集」の中にある「トリミング」をクリックします。
トリミング完成です。
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線画を抽出する
このままの状態では着色ができないので、イラストの線画のみ取り出します。「フィルタ」の中にある「線画抽出」をクリックします。
次のような画面が表示されるので、何もいじらずOKを押します。
イラストの背景が白から透明に変われば線画抽出は完了です。
レイヤーの名前を変更する(線画以外)
「レイヤー2」を「線画」に変更したのと同じように、「レイヤー1」をダブルクリックし、名前を変更します。今回は、猫のイラストなので「毛」にします。
さらに、「顔のパーツ」を着色するためのレイヤーを追加します。「レイヤーの追加」ボタンをクリックすると、新たにレイヤー3が追加されます。
「線画」「毛」と同様に、「レイヤー3」の名称を「顔のパーツ」に変更します。
これで3つのレイヤーが設定できました。
レイヤーは上にあるものほど前面に表示されます。つまり、「線画」を一番上にしておくと、着色しても線画の線は消えませんが、他のレイヤーより下にしてしまうと、色を塗った部分の線画が消えてしまいます。
レイヤーは、順番を任意で変更することができます。順番を替えたいレイヤーをクリックし、マウスの左ボタンを押したまま動かすと変更できます。猫の場合、全体の「毛」が一番下、「顔のパーツ」がその上、最上部が「線画」になります。レイヤーをたくさん追加する際は、レイヤーの順番にも気を付けてください。
パレットの色を選択する
ではいよいよ、着色作業に入っていきます。まず、色をパレットの中から選びます。初めてMediBangPaint Proを使用する場合、パレットに色が入っていないので、自分で好きな色を選択して、パレットの色を増やしていきます。
まず、下記に示したパレットのようなイラストのボタンをクリックすると、「色を選択」という画面が出てきます。
赤い丸で囲んだ色の中から希望する色にカーソルを合わせクリックすると、選んだ色が下に表示されます。この色で良い場合はOKボタンを押します。 次に「色の追加」ボタンをクリックします。
先ほど選択した色が表示されるので、好きな名前をつけてOKボタンを押します。
選択した色がパレットに追加されました。
このようにして、着色に必要な色をどんどんパレットに追加していきます。
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イラストに色を塗る
まず、レイヤーの中から塗る対象のレイヤーを選択します。次に、左端に並んだボタンの中から、一番上にある「ブラシツール」を選択します。そして、パレットの中から塗りたい色を選択し、ブラシの種類を自分の好みで選びます。
今回は水彩を選択しました。着色しやすいように、原稿を拡大します。ブラシの太さは、ブラシコントロールで調節できます。
マウスの左ボタンを押しながら、線に沿って色を塗っていきます。
同じ色で塗る範囲が広い場合は、輪郭のみグルッと囲んだあと、左側の「バケツツール」をクリックすると、先ほど囲んだ範囲内を一括で塗ることができます。
色のムラがあるので、またブラシツールを選択して、ちまちまと塗っていきます。
線画から色が少しはみ出た部分があるので修正します。背景が透明だとわかりにくい場合は、「表示」の中の「透明背景」のチェックを外すと、背景が白色になります。
矢印の部分がはみ出ているので、はみ出た色を消します。
「消しゴムツール」を選択し、マウスの左ボタンを押しながらはみ出た部分を消していきます。
はみ出た色が消えました。
次にレイヤーの中から「顔のパーツ」を選択します。
「顔のパーツ」のレイヤーは「毛」のレイヤーよりも上に位置しているので、すでに色が塗ってあっても気にせずに、新たに色を塗ることができます。
少し鼻の茶色がはみ出ているので、消しゴムで消します。
鼻の茶色のはみ出しが消えました。「顔のパーツ」のレイヤーを選択した状態で消しゴムツールを使っても、「毛」のレイヤーで塗った色は消えません。着色時に使用していたレイヤーでしか、修正作業ができないということです。
最後に、線画を少し加筆修正します。まず、「線画」のレイヤーを選択します。
矢印で示した、線のはみ出しと汚れを消しゴムツールで消します。
次に、ひげを一本付け足します。「ブラシツール」を選択し、お好みで「パレットの色」と「ブラシの種類」を選びます。ブラシの太さも調節してください。
ひげを一本付け足しましたが、元々の線画と比べても違和感無いですね。
これでイラストの着色がすべて完了です!
データを保存する
最後に、完成したイラストを保存します。「ファイル」から「名前を付けて保存」を選びます。
フォルダに保存する際、ファイルの種類を「MediBangPaint Pro(*.mdp)」にしておくと、レイヤーをそのまま保存することができ、いつでもMediBangPaint Proでデータを開くことができます。
イラストのみを保存する場合、下記の通りたくさんのファイルの種類があるので、用途に合ったものを選択してください。
詳しくは、下記のサイトを参考にしてください。
さいごに
いかがでしたか?少しでもお役にたてたら幸いです♪一緒に「イラストライフ」を楽しみましょうね♪
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